2005.03.19 Sat 晴れ
内覧会に行った。契約上その他もろもろで無理なのだろうけど、一般博覧会じゃなく、特別博覧会にした方が適切だったのかも...。環境関連技術や地球のしくみをわかりやすく親しみやすく解説して、考える機会とし、意識を高めたり、日常生活で実践してもらう、というのが今回の目的だと私は思ってるが、「わかるように説明する」という雰囲気があまり見えなかった。以前スペインの地方都市で"Casa de Los Peces(おさかなの家)"という地味で小さな水族館に行ったが、これがほとんど実験や解説ばかりだった。国の最西端、海に面して建ち、海を感じながら文字を読み、解説の図をながめる。波はこういうしくみで寄せてくるのか、この魚はこんな生活をしているのか、この海にはこんな歴史があるのか。帰り道、海は違って見えた。
この日、森は違って見えなかった。

スペイン館、陶器の壁。予想よりきれい、気持ち悪くない。スペインを誉める回になってしまうが、地味ながらも比較的じっくりみさせる展示で、よかった。どのみち地味でお金かかってなさそうなのは多くの館に共通。地味なのに内容がまだ今までの博覧会を引きずってるのが、パッとしない原因か?

同館、床から出てくるイス。

同館、ドン・キ・ホーテのお話の展示。ボタンを押すと数か国語でお話がきける。

同館、写真でつくった地図。今度使おう。

ギリシャ館、壁ののぞき窓。鏡の使い方。

トイレット宣伝。

瀬戸日本館。ここが一番みたかった。やはり一番好きだ。ただしちょっと計画的に危険。
2005.03.05 Sat 晴れ
汐留。メトロから向かった電通本社の階段。四季劇場"海"の宣伝・案内になっている。のぼると自分も公告の一部になってしまう感覚が新鮮だった。

松下電工本社ビル横の中華の店入口。本体の建物は、旧新橋停車場の駅舎(再現)だが、この店の入口はかなりわかりにくい場所に、わかりにくい佇まいでつくられている。わかりにくいことの面白さを採ったのか、建物の意味を尊重したのか。比較的パブリックな建物でのこんなつくり、海外ではよく出会うが、日本でも広まってきたのか、私が気づかなかっただけなのか。これを区役所なんかでやったらどうなるだろう。そう考えると、どこでもやっていいわけではなさそうだが、楽しい。

電子値札、太陽電池付。ホントにイイかどうかは別として、これまた楽しい。数十年前にはよくあった、未来を想像する感覚って、こんなじゃなかろうか。

マンホールに「合流」と書く。今の都市は、仕組みがわからないままに暮らせるが、もっと街の構造をみんなにわかりやすくする方が良いと思う。こんなふうに、はっきり書く。もっともっと書いてもいいのでは?合流とは、こういうものだ!なんて。

汐留から大門へ、そこからまっすぐ六本木へ...と思ったら、寺にぶつかった。この景色、地上は球体の内側にあるような感じがする。空に中心がある感じ。

そしてプラスチックの風車を持った大勢のお地蔵に道を阻まれ、まわりみち。きれいだ。

東京タワーを通り過ぎると、目を引く教会があった。案内に、アントニン・レイモンドの設計、とあった。頼んでみたが、工事中で、入れなかった。私の英語を信じるならば、普段は入れるとのこと。

今回のメイン、森美術館のアーキラボ。...の手前。石を切り抜き、ステンレスの文字がはまっている。少しずれたりしていて、手作りの感じがする。こういうのがあると、東京という気がする。

六本木ヒルズより。